コントラバスを本職で弾いている人のなかには大半がジャズかクラシックを弾く人に分かれると思います。
僕の周りにもコントラバス一本で仕事をしている人はいます。
そもそもコントラバスで食べていくとはどういうことでしょうか?
コントラバスで収入を得ることができるようになったらプロと同じです。
収入の多い少ないは関係なくコントラバスで収入を得ることはすでに仕事と同じだからです。
コントラバスの仕事というと演奏の仕事をメインでされている方もいればコントラバスを教える講師として生徒に弾き方やコツを日々教えている方もいます。
コントラバスを弾くのが好きな人であればプレイヤーとしてさまざまなコンサートやライブハウスで演奏されます。
なかには演奏するのは得意だけど教えるのはあまり得意ではないという人もいます。
コントラバスを教えるのが好きという人は音楽スクールや専門学校などでコントラバスを教える仕事についていると思います。
演奏する側でも教える側であってもコントラバス一本で生活ができるようになるまでにはたくさんの練習や経験が必要になることは言うまでもありません。
目次
コントラバスという楽器について
みなさんがコントラバスにもっているイメージとはどのようなものでしょうか?
大きくて低音を出す楽器....でしょうか?
あながち間違っていません。
まずコントラバスは、見た目でもわかるように非常に大きくて重いです。
高さはだいたい約2mくらいで重さも10kg以上あります。
コントラバスは運ぶのも弾くのもなかなか大変な楽器だと思います。
よくオーケストラを鑑賞するとコントラバスを弾いている人はわりと背が普通か背が高い人が多い気がしますね。
やっぱり楽器が大きく重いので背が低いと楽器を支えながら弾くのは少々きついかもしれません。
コントラバスはアンサンブルを支えるという大きな役割がある
コントラバスは低い低音域の楽器でもあるのでメインのメロディを弾くことは少ないです。
たまに少人数のユニットだったりコントラバスと他の楽器の組み合わせだとメロディを弾くこともありますがオーケストラやジャズなどではメロディを弾く機会はあまりないと思います。
メロディを弾くことが少ないですがコントラバスにはアンサンブルを支えるという大きな役割があります。
コントラバスが低音を支えているためにメロディなどがより引き立ち輝かしさや存在感を出すことができます。
おもなコントラバス奏者の仕事
それではコントラバス奏者の仕事について見ていきましょう。
オーケストラ楽団
まずはオーケストラ楽団です。
有名なところでいえば下記のオーケストラ楽団などがあります。
- 東京フィルハーモニー交響楽団
- 東京交響楽団
- NHK交響楽団
- 読売日本交響楽団
- 山形交響楽団
上記以外にもたくさん団体がありますが関東圏のオーケストラ団体の数は地方と比べても多いですね。
オーケストラ楽団の給料について
オーケストラの給与体系で一番多いのが固定給だと思います。
他には決めらた固定給にプラスで歩合を貰えるケースもあります。
正規の団員の場合は、所属する団体や年齢にもよりますが給与はほぼ均等に決められるようです。
バンドマンとは違い正規の団員の場合は終身雇用が定着しているところも多く定年は60歳と決まっているところも多いようです。
日本のオーケストラ団員は、バンドマンと比べると安定していると思います。
主席奏者になると給与も高くなり年収もその分上がります。
なかには1000万円以上の年収をもらっていることもあります。
ですがもちろん所属する団員によっても給与は変わってきます。
給与の低いところだとサラリーマンと同じくらいになるところもあります。
相場としては年内400〜500万円くらいだと思います。
所属する団員によっても給料が変わるので全体的に見れば必ずたくさんもらえているかといえばそうではないようです。
バンドやユニットでコントラバスを弾く
次はバンドやユニットでコントラバスを担当して弾くパターンがあります。
バンドやユニットの場合だと所属する事務所によりますが固定給よりも歩合制が多いと思います。
ライブをやる以外には音源、CDなどがおもな収入源となります。
バンドマンだとCDが売れればその分年収も高くなりますが売れないと収入がないという状況もありえます。
オーケストラ団員より給料が多くなる可能性もあればまったく収入がないという場合もあります。
コントラバス講師
講師の場合は、個人で教えるか音楽教室の講師として教えるか専門や音楽学校で教えるなどの仕事があります。
個人の場合
おもに自宅などを使いレッスンを行います。
料金などは自分で決めることができます。
レッスン代は、1回だいたい4千円~6千円くらいだと思います。
生徒数が少ないと収入も減り生徒数が多いと収入も増えていきます。
例としては、月謝1万円で教える生徒が10人だと10万円の収入になります。
音楽教室の講師
山野楽器、ヤマハなど大手の音楽教室で講師として教えることができます。
こちらも生徒数によって収入が変わります。
個人と違うのは自分で料金を決めることができない点と月謝からさまざまな経費を引かれてから講師の取分になる点です。
経費がけっこう取られることが多いので個人でやるより給料が少なくなってしまう場合もあります。
専門、音楽学校
こちらも音楽の学校によって収入面が変わってきます。
また自分が担当する科目や授業数によっても違ってくると思います。
最後に
独学でコントラバスを習得する人もいますが音楽大学やスクールに通いコントラバスを学ぶ人も多いです。
当然ながらコントラバス一本で食べていくのは簡単なことではありません。
コントラバス一本で生活していけるようになるまでにはたくさんの練習や積み重ねが必要になります。