テクニカル系のベーシストを目指すのであれば有名なクラシック曲は良い運指トレーニングにもなります。
またベーシストとしての技術の幅やフレーズのネタを増やすためにもクラシック曲の練習はおすすめです。
目次
タブ譜と五線譜について
ベースとかギターだとなかには普段タブ譜しか見たことがないという人もいるかもしれません。
ですがクラシック曲といえばタブ譜で書かれているものがほとんどないので練習するときは五線譜で書かれているピアノ譜などをみながら練習することになるかと思います。
音符が多少読めればピアノ譜でも十分練習することができます。
ベースの場合は、ピアノの音より音域が低いので実際のキーからオクターブ下げて練習する形になることが多いかなと思います。
タブ譜に慣れていて音符が分からない人や音符が読めない人でもこの機会に音符を見ながら少しずつ練習すればきっと音符が読めるようになると思います。
五線譜を読めるようになるとメリットも多いです。
プロの仕事現場では、タブ譜を使うことはあまりないと思います。
ほとんどが譜面で渡されたりします。
僕も楽器を始めた当初は、音符を読みことができませんでしたが何度も繰り返し読むことで音符に少しずつ慣れていきました。
そのうち自然に音符も読めるようになっていくと思います。
僕もピアノを弾いていたのでクラシック曲が好きだったのでクラシック曲をエレキギターとかエレキベースで弾いて練習していた時期があります。
やってみるとけっこう指の練習になりますし普段の練習に飽ききたらたまには違う練習としてもクラシックは使えます。
ベースの練習におすすめのクラシック曲
パッヘルベルのカノン/ヨハン・パッヘルベル
パッヘルベルのカノンはドイツの作曲家であるヨハン・パッヘルベルの曲です。
この曲を聴いたことがないという人がいないほど有名なクラシック曲として親しまれています。
この曲は難易度もそれほど高くないので初心者にはぴったりな練習曲だと思います。
ピアノの左手で弾くパートをベースで弾いたりメロディのパートを弾く練習ができます。
トルコ行進曲/モーツァルト
ピアノソナタの中でも有名なモーツァルトのトルコ行進曲です。
こちらは、実際のテンポで弾こうとするとけっこう早いので最初はゆっくりのテンポから始めて慣れたらテンポを上げて練習していくと良いと思います。
指の移動が多いので良い練習になります。
天国と地獄/オッフェンバック
オッフェンバック作曲の天国と地獄。
オッフェンバックを知らなくてもこの曲を聴いたことがある人は多いです。
学校の運動会でも良く流されています。
テンポは比較的早く音程も上がったり下がったりするなかなか忙しい曲ですが強弱をつけて弾くとより曲の雰囲気が出せると思います。
ノクターン/ショパン
ショパンが作曲したノクターンは一度聴いたら耳に残る甘くメロディが特徴です。
ゆったりとしたクラシック曲ですが強弱をつけたり音をコントロールしたりする良い練習になるクラシック曲です。
威風堂々
威風堂々は、サー・エドワード・エルガーが作曲した行進曲です。
イギリスの国家としても愛されています。
華やかで美しい旋律と心がおどるような行進曲です。
この曲を練習したらベースの表現力も上がると思います。
ハンガリー舞曲第5番/ヨハネス・ブラームス
この曲もクラシックを知らない人でも聴いたことある人は多いと思います。
疾走感がありテクニカルベースの練習にはおすすめです。
「春」四季より/アントニオ・ヴィヴァルディ
アントニオ・ヴィヴァルディ作曲のクラシック曲です。
春のおとずれを感じさせてくれる明るい旋律とメロディが特徴です。
ゆったりとしたところは優しく弾き力を入れるところは強く弾き音の強弱をコントロールすることで原曲に近くなるかなと思います。
最後に
クラシック曲はどれも練習に役立つ曲が多いと思います。
普段の練習に飽きているときやテクニカルなフレーズを練習したいときにクラシック曲の練習を取り入れてみると良いと思います。