ベーシストの中には好んでヘッドレスのベースで演奏している人を見かけることがあります。
僕は、初めてヘッドレスベースを見たときにはヘッドがなくてなんか変わったベースだなと思ったことがあります。
見た目に違和感を感じつつも何故ヘッドレスベースを好んで使うのだろうと漠然と思っていました。
でも実際に弾いてみると通常のベースとはまた違った良さも見えてきました。
ヘッドレスベースを使ったことがない人にとっては、個性的な見た目なので手を出そうと思う人も少ないかもしれませんが実際に弾いてみることで発見することや見えてくることもいろいろあります。
今回は、ヘッドレスベースの特徴やヘッドレスベースを使うメリットとデメリットについて個人的な意見も加えつつ紹介していきたいと思います。
- ヘッドレスベースにはメリットも多い
- 現役のプロベーシストや講師などでヘッドレスベースを使用している人も増えている
目次
ヘッドレスベースの特徴
ヘッドレスベースの一番の特徴としては、ヘッドがないことで個性的な見た目と印象があります。
ヘッドレスベースは、名前の通りヘッドがないベースになります。
ヘッドがあるベースとヘッドがないベースを比べると見た目の印象やデザインが大きく変わってきます。
一般的にはヘッドがあるのが通常だと思いますがヘッドレスベースの場合は、ベースの顔でもあるヘッドがなくなることでベースの見た目も印象も違います。
一般的なベースに見慣れているとヘッドレスベースは、多少違和感や個性的なベースのように見えるかもしれません。
ヘッドレスベースの良さ
ヘッドレスベースは、見た目だけではなくメリットももちろんあります。
軽量/重量が軽い
ヘッドの部分が無くなることによってベースの重量もその分軽くなります。
ベースは、ギターと比べると重いものが多いと思いますが軽くなることによって長時間の演奏の負担も減ります。
ヘッド落ちがなく安定している
一般のベースだとボディからネックが出ていて重い為、重量のバランスが崩れやすいと思います。
重量の違いによりヘッド落ちがある部分をヘッドを無くすことでバランスが改善してヘッド落ちがなくなります。
なので演奏でのストレスも軽減することにもなります。
演奏中でもチューニングしやすくなる
通常であれば演奏中にチューニングしたいと思ってもヘッド部分でチューニングする必要があり弾きながらチューニングするのは初心者だとなかなか難しいと思います。
ですがヘッドレスベースの場合は、ボディ部分でチューニングをするので演奏しながら右手でチューニングするということもできます。
ヘッド部分でチューニングするよりボディ部分でチューニングするほうがチューニングしやすくなると思います。
なので通常のベースに比べるとチューニングがしやすいと言えます。
もちろん本番中でチューニングをするとなるとどちらも多少の慣れは必要だと思いますが(笑)
ヘッドレスベースのデメリット
ヘッドレスベースにはもちろんメリットだけでなくデメリットもあります。
またヘッドレスベースを使っている人はまだまだ少ないと思います。
ヘッドレスベースは値段が高め
ヘッドレスベースは、一般のベースに比べると値段が少し高めなところがデメリットとして挙げられます。
安いものもありますが基本的に価格が高いものが多いと思います。
初心者には手が出しにくい
値段が高めなので初心者には手が出しにくいという点があります。
初心者でヘッドレスベースを弾いてみたいという人は、スタインバーガーのヘッドレスベースではあれば低価格なので購入しやすいと思います。
種類が少ない
ヘッドレスベースはそもそも種類が少ないので選択肢の幅が少なくなってしまいます。
種類が少ないので気に入ったベースがなかなか見つからないといったことも出てくるかと思います。
だいぶいろいろなメーカーで作成されてきていますがまだまだ種類が少ないので限られた種類の中で自分の弾きやすくて気に入ったヘッドレスベースを探す必要があります。
おすすめのヘッドレスベース
それでは、おすすめのヘッドレスベースを3つ紹介したいと思います。
低価格で初心者~中級者におすすめしたいヘッドレスベース
STEINBERGER スタインバーガー エレキベース
スタインバーガーと言えばヘッドレスというくらい定番のメーカーです。
ヘッドレスベースというと値段が高いものも多いですが比較的、低価格でいて初心者にも手が届きやすいメーカーと言えばスタインバーガーが挙げられると思います。
コストパフォーマンスにも優れ初心者から中級者まで使いこなすことができると思います。
プロでもスタインバーガーを使用しているベーシストもいるほど、間違いのないベースだと思います。
これからヘッドレスベースを始めたいと思っている人にぜひおすすめしたいモデルです。
中級者~上級者におすすめしたいヘッドレスベース
Ibanez/アイバニーズ ヘッドレスベース
ベーシストとって演奏しやすさを考慮してデザインと設計されているベースになります。
- ヘッドレスの5弦ベース
- ボディ:アメリカン ・バスウッド材
- ピックアップ:バルトリーニ BH2
Bacchus ヘッドレスベース バッカス
バッカスの中でも人気のシリーズあるWOODLINE(ウッドライン)のヘッドレスベースです。
安定したメリハリのあるサウンドと輪郭のはっきりした音が特徴のベースでもあります。
個人的にバッカスのベースは全体的に弾きやすく安定感のあるベースだと思います。
TUNE(チューン)Zi III-5 Headless ヘッドレスベース
国内ブランドでもあるTUNE(チューン)から作成されたZi III-6 Headlessは、コンパクトで弾きやすくパーツ一つ一つにこだわりながら作成されたモデルです。
個性的なルックスと見た目だけでなく幅広い音や演奏のパフォーマンを十分に発揮できる6弦ベースだと思います。
最後に
ヘッドレスベースを最初に見た印象としては個性的に見えるかもしれませんが実際に弾いてみるとヘッドレスベースにしかない魅力や弾きやすさというものもあります。
ヘッドレスベースしか弾かないという人もいるくらいヘッドレスベースに慣れるとハマる人もいます。
通常のベースと比べると種類も少なく気にいったベースが見つからないということもあるかもしれませんがヘッドレスベースの種類も前に比べると少しずつ増えてきています。
ヘッドレスベースを始めたいという人は、ぜひいろいろ探してみて自分の気に入ったヘッドレスベースが見つかるといいですね。