楽器を弾いている人であれば誰もが通過すると言われるのが暗譜(あんぷ)ですね。
- 楽譜を見ないで演奏すること
暗譜は得意という人もいれば苦手だと答える人もいると思います。
僕もそもそも暗譜は苦手なほうでした。
ですが暗譜は楽器を演奏するプレイヤーにとっては避けてとおれない道だと個人的には思います。
目次
プロは楽譜を見ない
ミュージシャンのなかには一切楽譜を見ずに弾く人は多いです。
ライブとかコンサートに行くと楽譜を見ながら弾いてるプロミュージシャンって確かに少ないですよね?
またセッションに参加してみるとどんな曲をリクエストしても譜面なしで弾ける人もいます。
こうした人たちは頭のなかに曲を記憶しており暗譜をしているので楽譜を見なくても演奏することができます。
初心者の悩み
楽器をはじめたばかりだったり初心者の悩みとしては下記が挙げられます。
- そもそも暗譜できない
- 曲がなかなか覚えることができない
- 覚えてもすぐ忘れてしまう
初心者から上記のような悩みをよく聞きます。
ですが暗譜をするためにはちょっとしたコツがあります。
プロの人は一度にたくさんの曲を覚えるために暗記しないといけません。
コンサートツアーとかだと一度に数十曲以上を覚える必要があります。
ですが覚えるコツを掴むことで今より効率的に暗譜できると思います。
そもそも暗譜は絶対にできないといけない?
暗譜は絶対にできなければいけないというわけではありません。
ただ演奏する場面や場所によっては譜面を使ってはいけないなどのルールがあります。
いろいろな場所で演奏するもしくはプロを目指しているのであれば暗譜するスキルは必要だと思います。
また暗譜することで得られるメリットも大きいです。
僕も暗譜が苦手でした。
覚えるまでに時間がかかってしまったり覚えても演奏中に忘れてしまうなどの失敗もありました。
そもそも暗譜するためのコツが分からなかったのでやみくもに覚えようとしていたため時間がかかっていたのだと思います。
暗譜をするメリット
まず暗譜をするメリットについて紹介していきます。
周りの音を聞きながら弾くことができる
譜面を見ながら弾いているとどうしても譜面を追うことに集中してしまうので周りの音を聴く余裕がなくなってしまいます。
暗譜することで自分の演奏以外に周りの音を聴くことができるので全体を音を確かめることができます。
自分の音や周りの音を聴くことができると全体の改善点も見えてきやすいのでさらなるテクニックの向上にもつながりやすいです。
指で覚えることはおすすめしない
初心者にやってしまいがちなのが楽譜を指で弾いて覚えてしまうことです。
指で覚えてしまうと本番で緊張してしまうと次のフレーズが弾けなくなってしまうといったことが起こりやすくなってしまいます。
指だけでなく自分がどの音を弾いているのか?
また曲のどの部分を今弾いているのかを頭の中でイメージできるようにしておく必要があります。
暗譜をするコツ
それでは暗譜をするコツを紹介していきたいと思います。
多くの人は楽譜をそのまま覚えようとしていると思います。
またコード進行をやみくもに覚えるのもあまり効率が良いとは言えないです。
ディグリーネームで構成を覚える
ディグリーネームとは
暗譜をするならディグリーネームを使って覚えましょう。
曲は基本コード進行で成り立っていますがコードや曲の構成を覚えるにはディグリーネームを活用すると良いです。
ディグリーとは度数という意味を持っています。
たとえば曲のキーがCの場合で次のようなコード進行があるとします。
これをディグリーネームで表すと下記になります。
それでは解説していきます。
まず曲のキーがCなのでCのコードはⅠになります。
AmはCから数えて6番目なのでVImになります。
DmはCから数えて2番目なのでIImになります。
最後のGはCから数えて5番目なのでVになります。
ディグリーネームからコードの流れをつかむ
度数を使うことでダイアトニックコードを基準にしてそのなかでどのようにしてコードが動いているのかを意識することができます。
またコードのつながりや流れをより捉えることができます。
曲が長ければ長いほどディグリーネームを使うことで曲の構成が次第にわかってきます。
ぜひ使ってみてください。