ベース弦を交換しようと思ったとき、ダダリオの弦が候補に入る人は多いのではないでしょうか。
ダダリオはベース弦の定番メーカーですが、実際に商品を調べてみると、EXL170やEXL165、NYXL、ProSteelsなど、さまざまな種類があります。
「初めて買うならどれがいい?」「型番によって何が違う?」「自分のベースにはどの太さが合う?」と迷ってしまいますよね。
ベース弦は、メーカーだけでなく、太さや素材、巻き方によっても音や弾き心地が変わります。
僕もベースを演奏してきた中で、弦によって音の印象や演奏時の感触が変わることを感じてきました。
今回は、ダダリオのベース弦に注目して、定番モデルの違いや選び方をベーシスト目線で紹介します。
この記事で分かること
- ダダリオのベース弦の特徴
- EXL170・EXL165・EXL160などの違い
- NYXLやProSteelsなど上位シリーズの特徴
- 初心者から上級者までの弦の選び方
- 購入前に確認したい太さとスケール
ダダリオのベース弦はどんなメーカー?
ダダリオ(D'Addario)は、ギターやベースをはじめ、さまざまな楽器の弦を製造しているメーカーです。
ベース弦では、スタンダードなニッケル弦から、明るい音が特徴のステンレス弦、コーティング弦、フラットワウンド弦まで幅広く展開しています。
そのため、初心者が初めて使う弦としても、音や弾き心地にこだわりたい経験者の選択肢としても検討できます。
ダダリオのベース弦が選ばれる理由
- 定番モデルがあり、初めてでも選びやすい
- 太さや素材のバリエーションが豊富
- 4弦・5弦など幅広いベースに対応した製品がある
- スタンダードな弦から個性的なサウンドの弦まで選べる
ただし、ダダリオならどの弦でも同じというわけではありません。
自分の演奏スタイルや求める音に合わせてモデルを選ぶことが大切です。
ダダリオのベース弦おすすめモデル5選
まずは、ダダリオの中でも比較候補にしやすい代表的なシリーズを紹介します。
1. EXL170|初めてのダダリオにもおすすめの定番モデル
ゲージ:.045 / .065 / .080 / .100
EXL170は、ダダリオのXL Nickelシリーズに属する定番の4弦ベース用モデルです。
ニッケルメッキスチールのラウンドワウンド弦で、幅広いジャンルに使いやすいバランスの取れた仕様です。
特定のジャンルに偏らず、ロックやポップス、ファンクなど、さまざまな音楽を演奏する人の基準になる弦として選びやすいでしょう。
こんな人におすすめ
- 初めてダダリオの弦を購入する人
- 標準的な太さの弦を使いたい人
- ジャンルを問わず演奏したい人
2. EXL165|低音側に少し太さが欲しい人に
ゲージ:.045 / .065 / .085 / .105
EXL165は、EXL170と同じXL Nickelシリーズですが、A弦とE弦が少し太いセットです。
EXL170が45-100なのに対し、EXL165は45-105。低音側の弦が太くなるため、低音の感触や弦の張り方に違いが出ます。
低音側にしっかりした感触を求める人や、現在105ゲージを使っている人は比較候補になります。
こんな人におすすめ
- 低音側に少し太さが欲しい人
- 45-105のセットを使いたい人
- EXL170より太い低音弦を試したい人
3. EXL160|太めの弦を使いたい人向け
ゲージ:.050 / .070 / .085 / .105
EXL160は、4弦ベース用の50-105ゲージを採用したXL Nickelシリーズのモデルです。
EXL170やEXL165よりも太いG弦・D弦を含むセットなので、弦の張りや押さえ心地も変わります。
太い弦が好みの人や、しっかりした弦の感触を求める人は候補にしてみましょう。
ただし、太い弦に交換するとネックの反りや弦高、オクターブ調整などに影響する場合があります。交換後に弾きにくさやビビりが出た場合は、ベース本体の調整も確認しましょう。
こんな人におすすめ
- 太めのゲージが好みの人
- 弦の張りや押さえ心地を重視する人
- 現在の弦より太いセットを試したい人
4. NYXL|耐久性や安定性にもこだわりたい人向け
NYXLは、ダダリオのプレミアムシリーズです。
高炭素鋼合金を使用したシリーズで、チューニングの安定性や耐久性などにもこだわりたいベーシストに向いています。
通常のXL Nickelとは異なるシリーズなので、単純に価格だけで比較するのではなく、弦に求める性能や予算に合わせて検討するとよいでしょう。
こんな人におすすめ
- 弦の安定性にもこだわりたい人
- ライブやレコーディングで使用する弦を探している人
- 定番モデルから別のシリーズに挑戦したい人
5. ProSteels|明るく存在感のあるサウンドを求める人向け
ProSteelsは、ステンレススチールを使用したダダリオのベース弦です。
XL Nickelと比べて、より明るく、アタック感や高音域の存在感を求める人に向いています。
スラップやロックなど、ベースの音をはっきりと前に出したいときにも候補になります。
一方で、音の明るさや弦の手触りは好みが分かれる部分です。普段ニッケル弦を使っている人は、交換したときの違いを意識してみるとよいでしょう。
こんな人におすすめ
- 明るくアタック感のある音が好きな人
- スラップの存在感を出したい人
- ニッケル弦とは違うサウンドを試したい人
ダダリオのベース弦を比較!どれを選べばいい?
ここまで紹介したモデルを簡単に比較してみましょう。
| モデル | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| EXL170 | 45-100の定番ニッケル弦 | 初めての購入・標準的な弦が欲しい人 |
| EXL165 | 45-105のニッケル弦 | 低音側に少し太さが欲しい人 |
| EXL160 | 50-105の太めのニッケル弦 | 太いゲージが好みの人 |
| NYXL | 高炭素鋼合金を使ったプレミアムシリーズ | 安定性や耐久性にもこだわりたい人 |
| ProSteels | ステンレス素材の明るいサウンド | アタック感や高音域を重視する人 |
迷ったら、まずはEXL170やEXL165のような定番のXL Nickelシリーズから試すとよいでしょう。
そこから、もっと太い弦が欲しい、明るい音にしたい、弦の安定性や耐久性にもこだわりたい、といった自分の好みに合わせて別のシリーズを試していく方法がおすすめです。
初心者はどのダダリオ弦を選べばいい?
初めてベース弦を購入する場合は、まず現在使っている弦の太さを確認しましょう。
特別な理由がなければ、現在のベースに張られている弦と同じくらいのゲージから始めると、交換後の違和感を抑えやすくなります。
初めてならEXL170かEXL165を比較
標準的な4弦ベースを使っていて、現在の弦の太さが分からない場合は、まず楽器の説明書や現在張られている弦の仕様を確認してください。
そのうえで、45-100のEXL170、45-105のEXL165を比較してみましょう。
どちらが絶対に優れているということではありません。現在の弦の太さや、押さえやすさ、音の好みに合わせて選ぶことが大切です。
弦の太さを変えると何が変わる?
ベース弦の太さはゲージと呼ばれ、数字が大きいほど弦が太くなります。
- 細い弦:押さえる力が比較的少なくて済み、柔らかい感触になりやすい
- 太い弦:張りが強くなりやすく、押さえ心地や低音の感触も変わる
ただし、弦の張りはゲージだけで決まるわけではありません。スケールやチューニング、弦の構造によっても変わります。
初心者のうちは、極端に太い弦や細い弦に変更するより、今の弦に近い太さから試すのがおすすめです。
ニッケル弦とステンレス弦の違い
ダダリオのベース弦を選ぶときは、素材にも注目してみましょう。
ニッケルメッキスチール弦
XL Nickelシリーズなどに使われている素材です。
幅広いジャンルに合わせやすく、ベース弦のスタンダードとして選びやすいタイプです。
- クセの少ない弦を探している人
- 幅広いジャンルを演奏する人
- 初めて弦を選ぶ人
ステンレススチール弦
ProSteelsシリーズなどに使われている素材です。
ニッケルメッキスチール弦と比べて、明るくアタック感のあるサウンドを求める人に向いています。
- 音の輪郭をはっきりさせたい人
- スラップをよく演奏する人
- 明るいサウンドが好みの人
素材による音の違いだけでなく、実際の手触りや弾き心地も比較してみると、自分に合う弦を見つけやすくなります。
ダダリオのコーティング弦も選択肢になる
ベース弦には、表面にコーティングを施したタイプもあります。
コーティング弦は、汗や汚れなどによる劣化を抑え、通常の弦よりも長く使いやすくすることを目的としています。
ダダリオにはXTやXSといったコーティングシリーズがあります。
- XT:耐久性や安定性を高めるコーティングシリーズ
- XS:より長い弦寿命を重視したコーティングシリーズ
弦交換の頻度を減らしたい人や、長期間にわたって弦の状態を保ちたい人は、こうしたシリーズも比較してみましょう。
なお、コーティング弦でも使用状況によって劣化の仕方は異なります。必ず何か月使えるというものではありません。
ダダリオのベース弦を購入する前に確認したい3つのこと
1. ベースの弦の長さ(スケール)を確認する
ベース弦には、ショートスケール、ミディアムスケール、ロングスケール、スーパーロングスケールなどの区分があります。
自分のベースに合わない長さの弦を選ぶと、正しく取り付けられなかったり、チューニングや演奏に問題が出たりする可能性があります。
購入前には、ベース本体の仕様やメーカーの対応表を確認しましょう。
2. 4弦・5弦など弦の本数を確認する
ベース弦には4弦用だけでなく、5弦用や6弦用もあります。
5弦ベースを使用している場合は、5弦用のセットを選ぶ必要があります。
また、5弦ベースはモデルによって弦の長さや太さの組み合わせが異なるため、対応する仕様を確認してから購入しましょう。
3. 現在の弦のゲージを確認する
弦のゲージを変更すると、弦の張りやネックの状態に影響する場合があります。
特に、現在の弦から大きく太さを変える場合は注意が必要です。
交換後に弦高やビビりが気になるときは、ベース本体の調整も検討してください。
ダダリオのベース弦に関するよくある質問
ダダリオのベース弦は初心者にもおすすめ?
はい。標準的な仕様のXL Nickelシリーズは、初めて弦を選ぶ人にも比較しやすい選択肢です。
ただし、初心者だから必ずこのモデルという決まりはありません。自分のベースに合う太さや長さを優先しましょう。
EXL170とEXL165はどちらがおすすめ?
EXL170は45-100、EXL165は45-105のセットです。
EXL165のほうがA弦とE弦が太いため、低音側の弦の感触も変わります。現在の弦のゲージや好みに合わせて選んでください。
ダダリオの弦はどのくらいで交換すればいい?
弦の交換時期は、演奏する頻度や汗の量、保管環境、好みの音によって変わります。
音がこもってきた、チューニングが安定しにくい、弦の表面が汚れてきた、弾き心地が変わったと感じたら交換を検討しましょう。
決まった期間で必ず交換しなければならないわけではありません。
ダダリオの弦ならどのモデルでも5弦ベースに使える?
いいえ。4弦用と5弦用ではセット内容が異なります。
5弦ベースには5弦用として販売されているセットを選び、弦の太さやスケールも本体に合っているか確認してください。
まとめ|自分のベースと演奏スタイルに合うダダリオ弦を選ぼう
ダダリオのベース弦には、定番のXL NickelからNYXL、ProSteels、XT、XSなど、さまざまなシリーズがあります。
今回紹介したモデルをまとめると、次のようになります。
- EXL170:標準的な45-100のニッケル弦
- EXL165:低音側が少し太い45-105のニッケル弦
- EXL160:太めの50-105のニッケル弦
- NYXL:安定性や耐久性にもこだわりたい人向け
- ProSteels:明るくアタック感のある音を求める人向け
ベース弦は、交換するだけで音や弾き心地の印象が変わるパーツです。
高価な弦が必ず自分に合うとは限りません。まずは現在の弦の太さや種類を確認し、そこから少しずつ違うモデルを試していくと、自分好みの弦を見つけやすくなります。
ぜひ自分の演奏スタイルに合ったダダリオのベース弦を探してみてください。
メーカーを問わずベース弦の選び方を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
エレキベース弦の選び方|初心者におすすめのゲージと種類を徹底解説
