目次
エレキベースって簡単そうだよね?
バンドをやっていたときにある友人からこんなふうに言われたことがあります。その友人は、ベースを弾いたこともなく楽器もやったことがない友人でした。
「ベースって簡単そうな楽器だよね~。」とか「ベースって誰でも弾けそうだよね。」と言われたことがあります。
それを聞いて心の中で「おいおい、ベースを弾いたこともないのに簡単とかいうなや」と思いましたね。
自分よりうまい人に言われたらそれはしょうがないと思いますけどベースを弾いたこともない友人からの言葉に納得できなくなりました。
その友人いわくベースは、ギターよりも弦の数が少ないし低音で「ボン、ボン」と同じように弾いているから簡単そうだと思ったようです。
しかもその友人は自分でも簡単にできそうと思ったようです。
確かにギターの6弦に比べたら4本しか弦がないしシンプルなロックとかパンクだとルートを使って8ビートを刻んで弾くことが多いので簡単そうに見えるかもしれませんね。
ですがベースでも曲によっては難しいフレーズもありますし難易度も変わってきます。
ベースはとても奥の深い楽器なのです
楽器といっても色々な楽器がありますが僕個人としては、どれも奥が深いと思っています。
ベースだってもちろんその中の一つだと思います。
ベースがいないバンドとかを聴いたことがありますか?
ベースがいないバンドってなんだか音に厚みがないというか薄っぺらい感じがするんですよね。
ベースって簡単そうとか目立たないとか色々言われますがバンドにとっていなくてはいけない存在なのです。
むしろベースがいるから周りの楽器が引き立つと思うんですよね。
ベースの一番難しいところはリズムとグルーヴ感
ベースの一番難しいところとしては、正確なリズムとグルーヴ感を出すことだと思います。
どんなに簡単な8ビートでルートだけを弾くフレーズだとしても一音一音を乱れずに正確に弾けているか弾けていないかでプロが聴いたらその人が初心者なのか上級者なのか分かってしまいます。
特に自分の演奏を録音したりしてあとで自分でじっくり聴いてみると分かると思います。
楽器によって最初に音を出すのが難しい楽器があります。
トランペットやフルートなどは、初心者にとって音を出すのが難しい部類になります。
他にも難しい楽器がありますが割合します。
ところがベースは、どうでしょうか?
フレットと呼ばれる印がありそこを左で押さえて弾くだけで正確な音程で弾くことができます。
なのでベースは、難しい楽器から見たらかなり初心者に優しい楽器でもあるんですね。
ですがベースを弾くだけなら誰でもできてしまいますがベースにも難しい部分があります。
それがリズムとグルーヴです。
リズムがしっかりしているとバンドに一体感が出ますし、グルーヴ感があるベースとそうでないのでは、曲を聴いていても気持ちよさが違います。
ベースのリズムは大事なことだと思います。
ベーシストは周りから理解されない部分がある
ベーシストはなかなか周りから理解されない部分も多いかと思います。
ベースは、バンドの中で一番楽していると思われたりギターに挫折した人がベースを始めると思われていたりもします。
ベース単体で見ると何を弾いてるか分からないことも多いですがバンドで見れると実は、ベーシストってバンドを支える縁の下の力もちでもあります。
建物で例えると土台みたいな感じですね。
家を見るときに建物の外観が気になる人は多いですが家の土台を見る人ってなかなかいないですよね?
目に見えないものや目立たないものって意外にもなくてはならないものだったりしますがそれがまさにベーシストの役目だと思います。
ベースがうまいバンドは、全体的にうまく感じます。
ですがそこまで到達するまでには、才能だけでなくかなりの練習が必要になってくると思います。
地道にコツコツやる人にとっては、ベースは向いていると思います。