子どもが音楽を好きになるには?家庭でできる音楽の楽しみ方7選
音楽教育

「子どもに音楽を好きになってほしい」

「ピアノなどの楽器を習わせたほうがいいのかな?」

「小さいうちから音楽に触れさせると、どんなことが身につくのだろう?」

子どもに音楽を楽しんでほしいと思っても、何から始めればよいのか迷うことがありますよね。

音楽に親しむ方法は、ピアノ教室や音楽教室に通うことだけではありません。好きな曲を一緒に聴いたり、歌ったり、音楽に合わせて体を動かしたりすることも、音楽を楽しむきっかけになります。

私自身、音楽や楽器に親しむなかで、子どもの頃から音楽を身近に感じられる環境があったらよかったなと思うことがあります。自分の子どもにも、音楽を好きになってもらえたらうれしいと考えています。

この記事では、子どもが音楽に親しむメリットや、家庭でできる音楽の楽しみ方、楽器や音楽教室を選ぶときのポイントを紹介します。

子どもが小さいうちから音楽に触れるメリット

子どもが音楽に触れることには、さまざまな楽しみがあります。ただし、音楽を習えば必ず頭がよくなる、絶対音感が身につくといった単純なものではありません。

大切なのは、音楽を通して子どもが自分なりに感じたり、表現したりする経験を積むことです。

1. 音やリズムに親しめる

音楽を聴いたり、歌ったり、手拍子をしたりすることで、さまざまな音やリズムに触れられます。

お気に入りの曲が流れると体を揺らしたり、知っている歌を口ずさんだりすることも、音楽を楽しむ自然な姿です。

難しい練習をしなくても、日常のなかで音楽を楽しむ機会を作ることができます。

2. 歌や音を通して表現を楽しめる

歌を歌ったり、楽器を鳴らしたりすることは、自分の気持ちやイメージを音で表現する体験にもなります。

同じ曲でも、元気よく歌ったり、静かに歌ったりと、子どもなりの表現があります。

上手にできているかだけで判断せず、自由に表現することを楽しめるように見守りましょう。

3. 親子で一緒に楽しむ時間ができる

音楽は、親子で一緒に楽しめる身近な遊びのひとつです。

好きな曲を一緒に聴いたり、歌に合わせて手拍子をしたり、知っている歌を交互に歌ったりするだけでも楽しめます。

音楽の知識がなくても問題ありません。親も一緒に楽しむことで、子どもが音楽に興味を持つきっかけになることがあります。

4. 好きなことを見つけるきっかけになる

音楽に触れているうちに、歌うことが好きになる子もいれば、ピアノやギターなどの楽器に興味を持つ子もいます。

最初から得意な楽器を決める必要はありません。いろいろな音楽や楽器に触れるなかで、本人が夢中になれるものを見つけられるとよいですね。

なお、音楽が子どもの発達に与える影響にはさまざまな研究がありますが、すべての子どもに同じ効果が現れるわけではありません。特定の能力を伸ばすことだけを目的にするより、音楽そのものを楽しめる環境を大切にしたいところです。

子どもが音楽を好きになるために家庭でできること7選

1. 家で好きな音楽を一緒に聴く

最も手軽に始められるのが、家庭で音楽を聴くことです。

童謡やアニメの曲、映画音楽、クラシック、ポップスなど、さまざまなジャンルの音楽を楽しんでみましょう。

親が好きな曲を聴かせるだけでなく、子どもが気に入った曲を一緒に聴くことも大切です。

「この曲のどこが好き?」「どんな音が聞こえる?」など、会話を楽しみながら聴くのもよい方法です。

2. 音楽に合わせて歌ったり体を動かしたりする

音楽を聴くだけでなく、歌ったり、手拍子をしたり、体を動かしたりしてみましょう。

例えば、曲に合わせて手をたたく、ゆっくりした曲ではゆっくり歩く、元気な曲では自由に踊るなど、特別な道具がなくても遊べます。

正しいリズムでできるかどうかを気にする必要はありません。まずは音楽に合わせて体を動かす楽しさを感じてもらいましょう。

3. 音が出る絵本やおもちゃを活用する

小さな子どもなら、音が出る絵本や楽器のおもちゃを使う方法もあります。

ボタンを押すと音楽が流れたり、鍵盤を押すと音が出たりするおもちゃなら、遊びながら音に触れられます。

最初から本格的な楽器を購入する必要はありません。子どもが音を鳴らすことに興味を持つか、気軽に試してみるのもよいでしょう。

家庭で使える音楽絵本を探している方は、こちらの記事も参考にしてください。

1歳から始める音楽教育におすすめしたい音楽えほん3選

4. 本物の楽器に触れる機会を作る

子どもが音楽に興味を持ってきたら、実際の楽器に触れる機会を作ってみましょう。

例えば、ピアノやキーボードの鍵盤を押してみる、ギターの弦を鳴らしてみる、カホンなどの打楽器をたたいてみるといった方法があります。

楽器を習うことを決めていなくても、音を出す体験を楽しむだけで十分です。

楽器を使うときは、年齢や体格に合ったものを選び、小さな部品や大きな音など、安全面にも気を配りましょう。

5. 子どもが興味を示した楽器を大切にする

親がピアノを習わせたいと思っていても、子どもはドラムやギターに興味を持つかもしれません。

反対に、最初は楽器に関心がなくても、ある日突然、音楽に夢中になることもあります。

子どもが興味を示したときには、どんなところが好きなのかを聞いてみましょう。

最初から楽器をひとつに決めつけず、本人の関心に合わせて選択肢を広げていくことが大切です。

6. 音楽を聴く時間を日常に取り入れる

音楽に触れる時間を、特別な勉強の時間にする必要はありません。

朝の支度中や休日のリラックスタイムなど、家庭の生活に無理なく取り入れられるタイミングを探してみましょう。

ただし、常に音楽を流しておく必要もありません。静かな時間も大切にしながら、家族が心地よく過ごせる形を見つけてください。

7. 音楽を楽しんでいる姿を認める

子どもが歌ったり、楽器を鳴らしたりしたときには、できばえだけでなく、楽しんでいる様子にも目を向けてみましょう。

「この曲が好きなんだね」「楽しそうに歌っているね」と声をかけるだけでも、音楽について話すきっかけになります。

いつも褒めなければいけないわけではありません。子どもが音楽を楽しんでいるときに、親も一緒に楽しむことを大切にしましょう。

子どもに音楽を習わせるなら何歳から?

子どもにピアノなどの楽器を習わせたいと考えたとき、「何歳から始めるのがよいのだろう」と迷う方もいるでしょう。

ただし、すべての子どもに当てはまる決まった開始年齢があるわけではありません。興味の持ち方や発達、教室の指導方法などによっても変わります。

年齢だけで判断するのではなく、子どもの様子や本人の関心を見ながら考えてみましょう。

小さいうちは音楽遊びから始めてもよい

幼い子どもの場合、最初から楽器の演奏を習うことだけが選択肢ではありません。

音楽に合わせて体を動かしたり、歌を歌ったり、音の出るおもちゃで遊んだりすることから始める方法もあります。

本人が楽しめる方法を探し、興味が続くようなら楽器のレッスンを検討してみましょう。

ピアノなどの楽器は本人の様子を見て考える

ピアノなどの楽器を始める時期は、子どもの発達や興味、教室の方針などによって異なります。

体験レッスンがある教室なら、実際に参加して、子どもがどのように感じるかを確かめることもできます。

「周りの子が始めているから」という理由だけで急いで決める必要はありません。子どもに合ったタイミングを考えてみてください。

開始年齢については、ヤマハ音楽振興会の音楽教育に関する解説も参考になります。

子どもに音楽教室を選ぶときのポイント

家庭で音楽を楽しむなかで、子どもが「楽器を習ってみたい」と思うようになったら、音楽教室を検討するのもよい方法です。

子どもが楽しめそうなレッスンか

教室によって、基礎を大切にするところ、音楽遊びを取り入れるところ、好きな曲を弾くことを重視するところなど、レッスンの内容は異なります。

子どもの年齢や性格、興味に合った教室かどうかを確認しましょう。

通いやすさや費用を確認する

音楽教室を選ぶ際は、月謝だけでなく、入会金、教材費、発表会費用、楽器の購入費用なども確認しておくと安心です。

また、家からの距離やレッスンの曜日、送迎の負担など、無理なく通えるかどうかも大切です。

体験レッスンを活用する

教室の雰囲気や先生との相性は、実際に体験してみないとわからないこともあります。

体験レッスンがある場合は、子どもが楽しめているか、質問しやすい雰囲気か、家庭での練習について相談できるかなどを確認してみましょう。

一度体験したからといって、必ず入会しなければならないわけではありません。いくつかの選択肢を比べながら、家庭に合った方法を選びましょう。

子どもが音楽に興味を示さないときは?

親が音楽を好きになってほしいと思っていても、子どもがあまり興味を示さないこともあります。

そんなときは、無理に楽器を習わせたり、練習をさせたりする前に、少し方法を変えてみるのもよいでしょう。

  • 子どもが好きなアニメや映画の曲を一緒に聴く
  • 楽器を演奏している様子を見せる
  • 短い時間だけ音楽に触れてみる
  • 歌やリズム遊びなど、別の方法を試す
  • 興味がなさそうなときは、いったん休む

音楽を好きになるタイミングは、人それぞれです。今は興味がなくても、成長してから好きになることもあります。

音楽を楽しんでほしいという思いが、子どもにとってプレッシャーにならないように、無理のない距離感を大切にしたいですね。

まとめ|音楽を好きになるきっかけを、家庭の中に作ろう

子どもが音楽に親しむために、最初から高価な楽器を購入したり、音楽教室に通わせたりする必要はありません。

好きな曲を一緒に聴く、歌う、手拍子をする、音の出るおもちゃで遊ぶなど、身近なところから始められます。

子どもが興味を持ったら、ピアノやギターなどの楽器に触れる機会を作ったり、体験レッスンを利用したりするのもよいでしょう。

大切なのは、音楽の知識や演奏技術を早く身につけさせることだけではなく、子どもが自分なりに音楽を楽しめることです。

音楽を好きになるきっかけは、家庭での何気ない時間の中にもあります。まずは親子で好きな曲を一緒に聴くことから始めてみてはいかがでしょうか。

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