【ジャズ入門】ベース初心者におすすめのジャズスタンダード6曲|魅力と始め方も紹介
ジャズスタンダードバイブル

こんにちは。

ひつじです。

「ジャズを弾いてみたいけど、何から始めればいいのかわからない」

「ベースをやっているけど、ジャズにも挑戦してみたい」

「ジャズって難しそう……」

そんな人も多いのではないでしょうか?

僕自身、20代のときはジャズにたいしてほとんど興味がありませんでした。

聴きたいとも思わなかったですし、弾きたいとも思わなかったです。

ですが、ある時ジャズの面白さや魅力を知ってしまい、ジャズに徐々にハマっていきました。

以前の僕と同じように、

「ジャズには興味があるけど、難しそう」

と思っているベース初心者の方もいると思います。

そこで今回は、これからジャズをやってみたいベーシストに向けて、僕がジャズを好きになったきっかけや、初心者におすすめしたいジャズスタンダードを紹介します。

さらに、ジャズベースを始めるなら知っておきたいウォーキングベースやジャズセッションについても、初心者向けに紹介していきます。

ジャズベースは難しい?初心者でも始められる?

最初に結論から言うと、ジャズはベース初心者でも始めることができます。

もちろん、ジャズには複雑なコード進行や即興演奏など、ロックやポップスとは違った難しさがあります。

僕自身も、最初は「ジャズは理論が難しくて初心者にはとてもできない」というイメージがありました。

また、ジャズと言ったら中高年のおじさん達がワインとか飲みながらやるものだと勝手に思っていました(笑)

なので自分は、20代のときはロックとかポップスしかやってこなかったですね。

ところが、実際にジャズを聴いたり演奏について調べたりしていくと、少しずつ印象が変わってきました。

最初から難しいアドリブやウォーキングベースを完璧に弾く必要はありません。

まずはジャズの定番曲を1曲覚えて、曲のコード進行に合わせてベースを弾く。

そこから少しずつジャズらしいベースラインを覚えていけば大丈夫です。

僕がジャズを好きになったきっかけ

今までのジャズのイメージが180度変わった瞬間

僕は、今までジャズを聴く機会が何度かありましたが、自分自身がジャズをやろうという気持ちになかなかなりませんでした。

ですが今となっては、「何でもっと早くジャズをやらなかったんだろう」と思います。

以前はジャズを聴いても良さも分からなかったし、ジャズは理論が難しくて初心者にはとてもできないというイメージがありました。

ですが、ジャズを聴き始めてからジャズという音楽が気になり、少しずつ「ジャズをやってみたい」という気持ちになりました。

ジャズベースの魅力は「自分らしく演奏できる」こと

ジャズという音楽は、即興演奏が多く、自分の演奏を通してその人の人間性や音楽性がすごく表れる音楽だと思います。

そういった深い部分を感じて、僕はジャズを好きになったのかもしれません。

同じ曲を演奏していても、演奏する人によって雰囲気が変わります。

これがジャズの面白いところです。

楽譜に書いてある音をただ正確に弾くだけではなく、少しずつ「自分ならどう弾くか」を考えられるようになります。

ベースの場合は、ドラムと一緒にリズムを作りながら、コード進行に合わせてベースラインを動かしていきます。

この「曲を自分で動かしているような感覚」が、ジャズベースの魅力の一つだと思います。

ジャズの低音がかっこいい

ジャズを聴き始めて、もう一つ気になったものがあります。

それは、ジャズの演奏で弾いている大きな楽器です。

とても大きくて存在感のある楽器でした。

そして、渋くて独特でかっこいい低音を出していました。

その楽器は、のちのちウッドベースという楽器だと知りました。

ウッドベースの低音は、エレキベースとはまた違った魅力があります。

ジャズを聴いていると、ベースの音を追いかけて聴きたくなることがあります。

もし今までベースを意識してジャズを聴いたことがないなら、一度ベースだけに注目して聴いてみてください。

ジャズベース初心者におすすめしたい5曲

ここからは、僕が実際に練習した曲や、これからジャズを始めたい人にもおすすめしたいジャズスタンダードを紹介します。

ジャズにはたくさんの名曲がありますが、最初から全部覚える必要はありません。

まずは1曲、自分が好きだと思える曲を見つけること。

これが大切です。

1.AUTUMN LEAVES / 枯葉

僕が初めて聴いたジャズの曲は、ビル・エバンスの「枯葉」でした。

ジャズをやっている人なら誰でも知っている名曲です。

この曲はモダンジャズとして有名な曲になります。

「枯葉」というタイトルにもあるように、落ち葉が落ちていく風景だったり、秋のそよ風とともに冬への始まりをイメージできる曲ではないかなと思います。

公園などで聴くと雰囲気が出るのではないでしょうか?

そして、この曲はこれからジャズを弾きたい人にもおすすめしやすい曲です。

ジャズベースを練習する場合、まずはコードのルート音を弾くところから始めて、慣れてきたら3度や5度、7度などを使って少しずつベースラインを作っていくとよいでしょう。

「枯葉」はジャズの基本的なコード進行を勉強するきっかけにもなります。

こんな人におすすめ

  • ジャズを初めて練習する人
  • 落ち着いたジャズが好きな人
  • ウォーキングベースを練習してみたい人
  • ジャズセッションに興味がある人

2.GIRL FROM IPANEMA / イパネマの娘

次は、アントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」です。

この曲はボサノバ音楽として有名ですが、ジャズでもよく演奏される曲です。

世界中でたくさんカバーされている曲が、この「イパネマの娘」でもあります。

そして、イパネマの娘のモデルとなっている女性がいるそうで、ブラジルのイパネマビーチがモチーフになっています。

浜辺とかビーチで聴くと爽やかでリラックスできる曲なのではないでしょうか?

ジャズというと「難しい」「渋い」というイメージがあるかもしれませんが、この曲を聴くと、ジャズやボサノバの持つおしゃれでリラックスした雰囲気も感じられると思います。

ベース初心者の場合は、まずボサノバのリズムを感じながら、ルート音を中心に弾いてみるところから始めるとよいでしょう。

3.BLUE BOSSA / ブルー・ボッサ

この曲はケニー・ドーハムが作曲した曲で、ジャズのスタンダードとして有名です。

世界各地の有名なミュージシャンにも演奏されてきています。

こちらもとても良い曲なので、ジャズを弾きたい人なら練習してみる価値があります。

「枯葉」とはまた違った雰囲気があり、ボサノバのリズムも感じられる曲です。

ジャズの曲を何曲か練習してみたい人は、「枯葉」と「ブルー・ボッサ」のように雰囲気の違う曲を選ぶのも面白いと思います。

4.TAKE THE 'A' TRAIN / A列車で行こう

こちらも映画「スウィング・ガールズ」でおなじみの「A列車で行こう」です。

ゲームのBGMでも使われていましたね。

この曲を聴くと思わず電車に乗って旅行とかに行きたくなります。

ジャズを知らない人でも、タイトルやメロディを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

ジャズスタンダードを覚えていくなら、こうした一度は聴いたことがある曲から始めるのもおすすめです。

ただし、現在の「ジャズ・スタンダード・バイブル」では著作権の都合により、版によってコードのみの掲載となっている曲もあります。

楽譜を購入する場合は、最新の収録内容を確認しておくと安心です。

5.SPAIN / スペイン

チック・コリアが作曲した「スペイン」という曲も、たくさんのミュージシャンにカバーされています。

そしてジャズでも演奏されたりします。

たくさんの人に愛されていますが、僕もこの曲が好きです。

なんというか、この曲を聴いているとスペインの情熱を音を通して感じることができそうです。

なんだかウズウズしてきて、情熱的に自分の好きなことを思いっきりやりたくなります(笑)

この曲を演奏できたら、とてもかっこいいなと思います。

初心者がいきなり完璧に演奏するのは大変ですが、「いつかこんな曲を弾けるようになりたい」という目標として聴いてみるのもおすすめです。

6.Fly Me to the Moon|僕が初めてジャズセッションで弾いた曲

そして、もう一曲紹介したいのが「Fly Me to the Moon」です。

この曲は、僕が初めてジャズセッションで演奏した曲でもあります。

ジャズを始めたばかりの頃は、セッションに参加すること自体にかなり緊張しました。

「ちゃんと弾けるかな?」

「途中で分からなくなったらどうしよう?」

そんなことを考えていたと思います。

でも、実際に他の人と一緒に演奏してみると、普段一人で練習しているときとは全然違う楽しさがありました。

特にベースは、ドラムやピアノ、ギターなど他の楽器と一緒に演奏することで、「自分もジャズの中に入っている」という感覚を味わうことができます。

これが僕にとって、ジャズベースの大きな魅力の一つになりました。

「Fly Me to the Moon」は、ジャズに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるような有名な曲です。

そのため、ジャズセッションに興味がある初心者が、まず知っておく曲の一つとしてもおすすめです。

もちろん、セッションでは曲のキーや進行、演奏スタイルなどを事前に確認する必要があります。

最初からアドリブを自由自在に弾けなくても大丈夫です。

まずは曲の構成を覚えて、コード進行を追いながらベースを弾けるようにすることを目標にしてみましょう。

そして、少しずつ余裕が出てきたら、ウォーキングベースや自分なりのベースラインにも挑戦してみる。

僕自身、最初のセッションを経験したことで、「もっとジャズを弾いてみたい」と思うようになりました。

もし「ジャズを始めたいけど、何となく敷居が高い」と感じているなら、まずは好きな曲を1曲選んで練習してみてください。

いつかセッションでその曲を演奏する。

そんな目標を持って練習するのも、ジャズベースの楽しみ方の一つだと思います。

ジャズ初心者なら「ウォーキングベース」を知っておこう

ジャズベースを調べていると、「ウォーキングベース」という言葉をよく目にすると思います。

ウォーキングベースとは、ジャズなどで使われるベースラインの代表的なスタイルの一つです。

4分音符を中心に、コード進行に合わせてベースラインを歩かせるように演奏します。

ただし、初心者が最初から複雑なウォーキングベースを弾く必要はありません。

まずは、

  • コードのルート音を弾く
  • リズムを安定させる
  • 5度を加えてみる
  • 3度や7度を覚える
  • 少しずつ音をつないでいく

というように、一つずつ覚えていけば大丈夫です。

実際に初心者向けのジャズベース教材でも、ブルース進行などからウォーキングベースを学び、ジャズスタンダードへ進む構成があります。

最初から難しい理論を全部覚えようとせず、実際にベースを弾きながら少しずつ覚えるほうが楽しいと思います。

ジャズを始めるなら「ジャズ・スタンダード・バイブル」がおすすめ

ジャズを弾きたいなと思ってから、僕は「ジャズ・スタンダード・バイブル」という本を購入しました。

この本は通称「黒本」とも呼ばれている本です。

これからジャズをやろうとしている人や、すでに演奏している人にとっても見やすく、一冊持っていると重宝する本だと思います。

本を使わず耳コピする人もいるかもしれませんが、すぐにジャズを始める場合は、1冊持っているだけで始めやすいと思います。

ジャズのセッションに行くと、「ジャズ・スタンダード・バイブル」を見ながら弾く人も多いですね。

現在も「ジャズ・スタンダード・バイブル」は、納浩一さんが厳選した227曲のジャズスタンダードを収録した定番の楽譜集として販売されています。

ハンディ版はA5サイズでリング綴じになっており、セッションなどに持ち運びやすい仕様になっています。

また、付属CDには有名曲のテーマ演奏やマイナスワンが収録されています。

「ジャズ・スタンダード・バイブル」の詳細を確認する

ジャズ・スタンダード・バイブルの著者

「ジャズ・スタンダード・バイブル」の著者は、納浩一(おさむこういち)さんという日本のジャズベース奏者です。

「ジャズ・スタンダード・バイブル」のほかにも、「すぐ弾けるジャズベース」や「ウォーキングベース自由自在」など、ジャズの教則本を出されています。

ジャズベースをこれから始める人にとって、ジャズスタンダードを知るための入り口として使いやすい一冊だと思います。

ジャズ初心者は最初に何を練習すればいい?

「ジャズを始めたいけど、何から練習したらいいの?」という人は、次の順番がおすすめです。

STEP1 まずはジャズを聴く

いきなり楽譜を見る必要はありません。

まずは「枯葉」「イパネマの娘」「ブルー・ボッサ」など、自分が好きだと思える曲を聴いてみましょう。

できれば、いろいろなミュージシャンの演奏を聴いてみるのもおすすめです。

同じ曲でも演奏する人によって雰囲気が違うことが分かります。

STEP2 1曲だけ覚える

最初から10曲、20曲と覚える必要はありません。

まずは1曲。

これで十分です。

僕なら最初の1曲として「枯葉」を選びます。

STEP3 まずルート音を弾いてみる

ジャズだからといって、最初からおしゃれなベースラインを弾く必要はありません。

コードのルート音を弾いて、曲の進行を追えるようになるところから始めてみましょう。

STEP4 少しずつウォーキングベースに挑戦する

ルート音に慣れてきたら、5度や3度などを加えてみます。

そこから少しずつ音と音をつないでいくと、ウォーキングベースらしいラインを作れるようになってきます。

STEP5 いつかジャズセッションに参加してみる

ジャズを1、2曲でも弾けるようになったら、ジャズのセッションに参加してみるのも面白いと思います。

まったく知らない人達と演奏するのは緊張もすると思いますが、実際に人と演奏すると、普段の練習とは違った楽しさがあります。

場所によってはベーシストが少ないセッションもあるため、ベースを弾ける人が歓迎されることもあります。

ジャズセッションに行くなら何曲覚えればいい?

「セッションに行くなら、何十曲も覚えないといけないの?」と思うかもしれません。

僕は最初からたくさん覚える必要はないと思います。

まずは自分が弾ける曲を2~3曲作ることを目標にするのがおすすめです。

最近のジャズセッション初心者向けの情報でも、「まず数曲を覚えてセッションに参加する」という考え方が紹介されています。

たくさんの曲を中途半端に覚えるより、少ない曲でもコード進行や曲の構成を理解しておいたほうが、実際のセッションでは役立ちます。

ジャズベースを始めると、普段のベースも面白くなる

ジャズを練習すると、ジャズだけでなく普段弾いているロックやポップスの聴き方も変わってくると思います。

コードやリズムを意識して曲を聴くようになるからです。

「このベースは今、コードの何度を弾いているんだろう?」

「ここで音を動かしているのはなぜだろう?」

そんなことを考えながら曲を聴くようになると、今までとは違った音楽の楽しみ方ができます。

僕自身も、ジャズを知ることでベースそのものの面白さが増したように感じています。

おまけ|Moonlight Serenade / ムーンライト・セレナーデ

こちらは「ジャズ・スタンダード・バイブル」に載っていない曲ですが、個人的に好きなジャズの曲なので紹介しておきます。

「ムーンライト・セレナーデ」は映画「スウィング・ガールズ」でも使われた曲です。

「スウィング・ガールズ」は、田舎育ちの女の子達が「ジャズやるべ!」と言い、ジャズを演奏していく物語です。

大ヒットした映画ですね。

僕も映画を見ました。

ジャズを聴いたことがない人でも、この映画でジャズの曲を知った人もいるかもしれません。

CMでもよく流れていた曲なので、どこかで聴いたことがある人も多いと思います。

すごくモダンで、大人の哀愁を感じる曲ですよね。

ジャズは「難しい音楽」ではなく「楽しみながら深くなっていく音楽」

昔の僕は、ジャズは難しい音楽だと思っていました。

理論を知らないと弾けない。

アドリブができないとダメ。

そんなイメージがありました。

でも実際に少しずつ触れてみると、最初から全部できる必要はないことが分かりました。

まずは好きな曲を聴く。

その曲を1曲弾いてみる。

ルート音から始めてみる。

そして少しずつウォーキングベースを覚えていく。

それだけでも、ジャズの世界に入っていくことができます。

「難しそうだからやらない」のではなく、「面白そうだから少しやってみる」。

これくらいの気持ちで始めてみてもいいのではないでしょうか。

まとめ|ジャズベースを始めるなら、まず好きな1曲から

今回は、これからジャズを始めたいベース初心者に向けて、ジャズの魅力やおすすめのジャズスタンダードを紹介しました。

今回紹介した曲はこちらです。

  • AUTUMN LEAVES / 枯葉
  • GIRL FROM IPANEMA / イパネマの娘
  • BLUE BOSSA / ブルー・ボッサ
  • TAKE THE 'A' TRAIN / A列車で行こう
  • SPAIN / スペイン

この中から、まずは「この曲好きだな」と思える曲を1曲選んでみてください。

ジャズは奥が深い音楽なので、最初から全部理解しようとすると難しく感じてしまいます。

でも、好きな曲を見つけてベースで弾いてみると、そこから少しずつ楽しくなってきます。

僕自身も20代の頃はジャズにほとんど興味がありませんでした。

それが今では「もっと早くジャズをやっておけばよかった」と思うようになりました。

もし今、

「ジャズをやってみたい」

と思っているなら、ぜひ一度ベースでジャズを弾いてみてください。

まずは1曲。

そこからジャズの世界に入っていけばいいと思います。

そして、これからベースそのものを始める方は、こちらの無料講座も参考にしてみてください。

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ベースの持ち方や弾き方など、基本から少しずつ練習できます。

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