会社員やアルバイトで働いている場合には勤務先が年末調整を行ってくれるので難しい手間が省けます。
ですが自営業やフリーランスの場合だと確定申告が必要になります。
今回は年末調整と確定申告の違いと申告方法について紹介していきたいと思います。
目次
音楽での収入が増えたらどうなる?
音楽をやっている人だと最初は、本業やバイトなどと掛け持ちで音楽活動を始める人が多いと思います。
中には仕事を辞めて個人事業主として音楽活動をスタートされる方もいます。
そして音楽での収入が増えてくると考えなくてはいけないのが確定申告です。
ある程度の収入を得るようになると誰でも確定申告をする必要があります。
確定申告をするタイミングですが下記のようになります。
- サラリーマンやバイトと掛け持ちして音楽をやっている人で音楽(副業)の収入が20万円を超える場合
- アルバイトを複数やっている場合でアルバイトの合計収入が20万を超える場合
- 個人事業主(フリーランス)として事業所得が38万円を超える場合
上記の中でも一番多いのが本業やバイトと掛け持ちで音楽活動をしている人ではないでしょうか?
本業以外に20万円以上を音楽で稼ぐと確定申告をする必要が出てきます。
年末調整と確定申告(青色と白色申告)の違い
まず確定申告とは簡単に言うと所得に対して払う税金の額を計算して処理をする手続きのことになります。
普段は、サラリーマンをしながらバンドをやっている人だと年末調整が必要になります。
ですがこの年末調整の作業は、それほど難しくなく紙に必要なところを記入して会社に提出するだけであとは会社が手続きをしてくれます。
なので普段サラリーマンをしている人だと確定申告という言葉を知っていても会社がやってくれるしよく分かっていないという人も多いかもしれません。
会社員の場合は、事務的な処理をすべて会社がしてくれるので楽だと思います。
ですが個人事業主の場合は、会社がやってくれる作業を自分ですべてやらなくてはいけなくなります。
それが確定申告というものになります。
確定申告は基本的に個人事業主が行うもの
会社員の場合は、会社で年末調整をして個人事業主の方は確定申告をするという形になります。
ですが中には、会社員の場合でも本業の給料以外にある程度の収入がある場合に年末調整だけでなく確定申告もしなくてはいけない場合もあります。
サラリーマンやバイトなどの年末調整とは何か?
年末調整とは、会社で働くサラリーマンや公務員やバイトをしていて給料をもらっている給料所得者に対して一年間支払った源泉徴収した所得税などに対して過不足を調整することを言います。
所得税は、あらかじめ多めに徴収されていることが多いので年末調整によって払いすぎた税金が戻る場合があります。
逆に少なくて支払わなければいけない場合もあります。
また扶養家族がいる場合に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に記入をすれば配偶者控除を受けることができます。
ただし配偶者控除を受けるためには、婚姻届をしており生計を一緒にしていて年間の合計所得が38万以下であることが条件になります。
またそれ以外にも年末調整で生命保険料控除、地震保険控除、住宅ローン控除などもありますので忘れずに申請することでお金が戻ってきます。
よく年末調整を忘れてしまったという方もいますが遅れても1月末までなら再調整ができる場合があります。会社によっては、良い顔をされない場合がありますが(汗)
確定申告とは何か?
確定申告は個人事業の方や個人事業をしていなくても本業以外に収入があれば確定申告が必要になります。
確定申告は毎年、2月16日から3月15日の間が確定申告期間になります。
確定申告は、手間もかかり自分で計算しないといけないので2月頃になるとバタバタする方も多くなります。
確定申告には青色と白色の二種類があります。
まず青色と白色の違いを見て自分がどちらの申告をしたら良いか見ていきましょう。
確定申告(青色申告)とは?
青色申告できる人としては、事業所得、不動産所得、山林所得がある個人事業主が該当になります。
青色は、ある一定の事業規模がある(例:サラリーマン+マンションの家賃収入)場合でないと申告対象外になります。サラリーマンをしながらちょっとしてた副業などの収入がある場合は、対象外になってしまいます。
青色申告のメリットとデメリット
青色申告には、特典と呼ばれるものがあり最高65万の特別控除や家族で経営している場合は、家族への給料の支払いも経費にできるなどのメリットがたくさんあります。
ただデメリットもあり青色の場合は、白色申告よりも必要な書類が多くなり少し面倒になります。
確定申告(白色申告)とは何か?
白色申告できる人として副業でフリーランスをしていて収入が少ない人や経費がまだ少ない人、まだ事業を始めたばかりで収入が少ない人が白色申告の対象者となります。
青色申告のメリットとデメリット
白色申告のメリットとして青色よりも必要な書類が少なくなります。
ただ青色申告のように特典と呼ばれるものもありません。
まずは、今の自分の所得や収入などをもとに確認をして青色か白色なのか判断しましょう。
もし分からないければ税務署で質問すると色々教えてくれます。
確定申告時期は色々大変になると思いますが頑張りましょう!!